2020年8月、暑い日にこそ読みたい最新怪談本を紹介。

こんにちは、砂好きです。

今日も、明日に怯えるサラリーマンを救います。

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 現実の社畜世界が、めっきり非現実じみてしまって、

どっちがオカルトか分からなくなってしまってる昨今、

みなさん、怪談を読んでますか?

 目次

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8月になって、もりもりと気温が上がってます。

ただでさえ気温が高いなか、外出時はマスクもしているわけですから、

体感温度はかなり高温になってしまっています。

水分補給はしっかり行って、熱中症にはお気をつけください。

 

夏といえば、怖い話。

夏の風物詩といえば、ホラー映画や怖い話です。

ホラー映画だと、最近だとヘレディタリーが良かったですね。

ハロウィンの新作も良かったです。

両方とも、ちょっと古いのですが、

そこは、察してください。

普段、映画は見るけど小説はなあという方、いらっしゃいますか。

何もしてなくても暑いのですから、

せめて、アイスを食べながら怖い本を読んで、気分だけでも涼しくなってみてください。

 

最近のホラーな出版事情。

一昔前は、ホラー小説といえば角川ホラー文庫だったんですが、

時代は変わるもので、現在の角川ホラー文庫ラノベ化しちゃってます。

一応、大手の作家さんは残っているので、

彼らの大作は出たりするのですが、

全体的にみると、ちょっと違うんだよなあと思ってしまいます。

それはそれで、好きなひとにはいいと思うんだけどね。

今は、竹書房がホラー小説に一番力を入れている印象を受けますね。

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そんな竹書房の怪談文庫で、2020年8月に発売される新刊をご紹介します。

 

琉球奇譚 マブイグミの呪文 

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1冊目は、小原猛さんの琉球奇譚 マブイグミの呪文のご紹介です。

内容は、オムニバス形式になっていて、

  • 事故で入院した男性を謎の虚無感が襲う話、
  • 逃げた魂を取り戻す儀式に失敗する話、
  • 謎の女性が目撃されるが、実は一族の歴史と家宝が関係してくる話、

などなど。

 

ちなみに、表題になっているマブイグミですが、

「マブイ」は沖縄のことばで魂の意味です。

沖縄の言い伝えでは、びっくりしちゃうと魂が肉体から出ちゃうらしくて、

それを戻す儀式のことを、マブイグミというらしいです。

琉球という、日本であって日本でない、みたいな異文化が楽しめる一冊になっています。

著者である小原猛さんは、

沖縄在住の兼業でフリーカメラマンもされている怪談作家です。

平山夢明さんの瞬殺怪談シリーズなんかにも参加されている怪談作家ですね。

沖縄在住ということで、琉球怪談シリーズを数多く出版されています。 

怪談社THE BEST 天の章

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次は、怪談社の今まで収集した怪談のベスト盤です。

怪談社とは、ライブ、TV、You Tubeなどで活躍している怪談グループです。

各地方で怪談ライブなども行っていますし、

TVでは、「怪談のシーハナ聞かせてよ。」などに出演もされています。

司会は、神主でもありユーチューバーでもブレイクしている狩野英孝さんですね。

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怪談社の活動のメインは、各地の怪談ライブだと思うんですけど、

今は、状況的にライブ開催は絶望的でしょう。

なんとか活動は存続してもらいたいものです。

この本は、そんな怪談社が全国を練り歩いて収集した心霊体験談を盛りだくさん掲載しているようです。

  • 6歳の娘の口癖を正すと、おぞましい事実が判明した。
  • 大学で出会った女の子の恐ろしく異常な趣味とは。
  • 戦前の病院の怪異譚とは。
  • 長期入院の末亡くなった方々から好かれる母とは。

などなど。

それ以外の話も多数掲載されているみたいです。 

算命学怪談 占い師の怖い話

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次は、ちょっと異色の本かもしれません。

現役の占い師、幽木武彦さんの新刊です

  • 妹に恋人を奪われ、自殺した姉と同じ名前の人物が不幸を起こす話。
  • 全柱異常干支という特異な命式を持つ少女が見る霊の正体とは。
  • 算命学の奥義である寿命計算を依頼してきた若き女性。
  • 彼女の義父と義兄の連続首吊り死と赤い花の関係とは。

などなど、27話収録。

著者である幽木武彦さんの行っている占いは、

算命学といって人の寿命まで当てることができるそうです。

怪談関係の人物は、DJやら占い師やら拝み屋、納棺師など、

変わった経歴の方が多いですね。

本書は、怪談としても楽しめますし、算命学を紹介する本としても楽しめるかもしれません。 

Horror Holic School 怪奇な図書室

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次は、You Tubeでおなじみですね。

TOMO ごまだんご りっきぃさんの共著です。

私も、家で作業用として、よくごまだんごさんの怪談朗読は拝聴させていただいています。

彼は、声が良いんですよね、耳ざわりがいい。

怪談で、ゾワっとさせてからの近況報告で日常に戻してあげる配慮とか、

とてもしてやられます。

この本は、彼らが主催するホラーホリックスクールという怪談投稿サイトで

投稿された話を収録されているとのことです。

You Tubeなどでよく目にする方だと、どこか安心感というか信頼感が生まれますね。

オマケで、朗読動画も収録されているというのも、独特でいいですね。 

社畜怪談

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最後に、このブログにぴったりなヤツがやってきました。

社畜怪談」です、素敵なタイトルですね。

このブログは、「明日に怯えるサラリーマンを救う」というテーマを掲げているので、

そんなブログには、ぴったりなタイトルかもしれません。

デフォで怪談だらけな社畜の世界で、どんな怪談が収録されているのでしょうか。

  • パワハラ先輩に呼びつけられた後輩。部屋に死んだ社員の霊が出るのだが。
  • 初の女性管理職が産休に。後輩のOLたちがくれた安産守りの中身とは。
  • 狙った女性社員を奇妙な術にかけるセクハラ経理課長。

などなど、15編が収録されています。

リアルが怪談だらけな社畜の世界で、どんな怪談が繰り広げられるのでしょうか、

期待がもてる一冊です。

まとめ

竹書房の怪談文庫は、毎月28日に発売になるみたいです。

今月、8月の28日に発売される5冊をまとめてみました。

気になったかたは、28日に書店で手に取るか、

手元のスマホかPCで、ぜひセブンネットで注文してみてください。

通常の通販のように、玄関まで持ってきてもらうこともできますし、

近所のセブンイレブンに届けてもらって、買い物のついでに引き取ることも可能です。

一緒にアイスなんかも買って、冷房のきいた部屋でじっくり読む、

なんてのは 現代の夏の風物詩ですね。

TVでめっきり怪奇番組をやらなくなった昨今、

ついつい怪奇番組をネットで見てしまいがちですが、

たまには、現実を忘れて文章で怪奇の世界に触れてみるのもいいかもしれません。

 

購入は、受け取りが家の近くのコンビニで行えるセブンネットが便利です。

もちろん郵送も可能です。

コンビニ受け取りなら送料も無料ですよ。