不老不若

ウン年前、自分がまだ学生だった頃は、
夢に自分が出てこなかったんですよ。
自分役がでている、というよりあくまで視点役のひとがいるだけで、
そのひとも、場面場面で入れ替わったりしてました。

時がすぎ、自分が学校を卒業してからいつのまにか、
夢に自分が出てくるようになり、そして夢じたいをあまり見なくなりました。
こういうのを、歳をとるというんでしょうかね。
それからさらに数年たった今、最近たまにみる夢で自分がなにかに
キレていることがあります。
現実の自分はキレやすいとかまったくなく、
そもそも怒り方がわからないような人間なのですが、
何故か、最近夢のなかだけなのですが、よくキレています。

身体が歳をとり衰えていくのはしょうがないと思うんですよ。
ただ、精神的な面部分で歳をとっていくのはさみしいですね。
ひとに尊厳というのがあるのかはわからないけど、
そういう部分は保護してよ、と意味のわからない願いをもってしまったりします。