かってに改造の最終話

今まで読んだことはなかったのですが、
かってに改蔵というマンガがあったんですよ。
絶望先生と同じ作者ですね。
その、かってに改蔵の最終話がなかなか面白かったです。
ニコニコ動画にまとめ動画があったので紹介。

最終話、主人公と(多分)ヒロインが、
突然、病院から退院するところから、
最終話が始まります。
ここで、読者は混乱すると思うんですよ。
今まで、まったく入院しているだの、まったく描写が
なかったんだと思います。
(読んでないのでわかんないです)

その病院というのが精神病院でして、
実は、今まで日常として描かれていた描写は、
すべて、箱庭療法での妄想であり、
住んでいた街こそが、箱庭だったというオチでした。
主人公以外の登場人物たちは、
同じ病院に入院している患者たちであったり、
看護師たちだったんです。

さらに、最終話の後日談として、蛇足という話があり、
そこでは、そのマンガを書いている作者そのものが、
入院患者として描かれていて、
もうとっくに打ち切りになったマンガを、
ひたすら描き続けている描写がありました。

今まで、日常系なマンガとして読んでいた読者としてみれば、
かなり衝撃的な最終回になるのではないでしょうか。
ぶん投げた、と怒るひともいるかもしれませんが、
自分としては、楽しめました。

同じ作者の作品である、絶望先生の最終話についてのニュースで
知ったかってに改蔵・最終話ネタだったのですが、
絶望先生の最終話も、なかなか衝撃的らしく、
「未練を残して死んだ生徒たちを集め成仏させて上げるのがお仕事でした」
らしいです。
確認してないんで、わかんないけど、それはそれで面白いかな。

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